先天性心疾患を持って生きる

先天性心疾患で生まれたベルーガの個人的人生記録

はじまり

母の体調が悪いと聞いて、実家へ行った。

薬をもらって体調は改善しており、少し落ち着いていた。

病気の僕の世話をずっとしてくれた母を、今度は僕が世話をする番が近づいて来たのだろうか…?

 

その晩、押し入れにしまってあった自分のアルバムを見返していた。

子供の頃、入院した際に、病院で撮った写真が2枚だけはさまっていた。

 

先天性心疾患の手術を受けた入院時の写真だ。

人生でたった1回の、きちんと覚えている手術を受けた時。

そう、あれは、小学校3年生の夏休みだった…。