先天性心疾患を持って生きる

先天性心疾患で生まれたベルーガの個人的人生記録

病棟

入院した病棟は、昔ながらの、床がリノリウム張りの建物で、古くて陰気な感じだった。

 

実際、入院友だちからは、プレイルームと呼ばれる食堂兼広間を夜に歩くと、床がミシミシと音を出すという話も聞いた。

もちろん、そんな音は昼間にはしない。

(後年、入院した時にこの話を思い出して、夜にプレイルームに行ってみたら、確かにミシミシと音がした)

 

そして何より、当時、面会は週3日、14:00~16:00だけという少なさで、子どもにとってはとても寂しいものだった。