先天性心疾患を持って生きる

先天性心疾患で生まれたベルーガの個人的人生記録

年下の子

別の子の話もしよう。

その子は、僕より何歳か年下で、入院当時、まだ幼稚園生だったように記憶している。

最初に話した昔のアルバムに挟まっていた2枚の写真の1枚に写っていた子だ。

年が離れていたせいか、入院中によく遊んだ記憶はあまりない。

そして、幼かったので、退院後の手紙のやり取りもほとんどなかった。

ただ、何となく慕われていたのだけ、おぼろげに覚えている。

顔も名前もよく覚えているけど、その子と何をして遊んだか、どんな子だったかは、あまり覚えていない。

 

ただ、その子の親と僕の母親は文通でつながっていた。