先天性心疾患を持って生きる

先天性心疾患で生まれたベルーガの個人的人生記録

男友達

当時、重い心臓病の手術成績は今と比べると悪かったと思う。

そのため、手術に失敗して亡くなる人も多かったようだ。

僕の友だちでも、戻ってこなかった人がいた。

その男の子は、僕の後に入院してきたが、まじめで大人しく、僕とは気が合うタイプの子だった。

彼とは仲良く遊んだ…。

 

そして彼は、僕より先に手術を受けることになった。

自分の手術時期が延期になっていた僕は、早く手術ができる彼を少しうらやましく思いながら送り出した。