先天性心疾患を持って生きる

先天性心疾患で生まれたベルーガの個人的人生記録

男友達

入院中とはいえ、うちが裕福とは思っていなかった僕は、親にゾイドをねだったりはしなかった。

いや、安いのでいいから1個欲しいとねだった。

そして、1番安かったが、ゾイドのプラモデルを1個買ってもらった。

とても嬉しくて、付属の商品一覧表をいつまでも見ていたのを覚えている。

 

そんなある日、彼と一緒にお風呂に入ったことがあった。

入浴は子ども同士で OK だったのだ。

年齢制限はあっただろうが…。

 

その時、彼が、僕の背中を指さして、「手術の痕があるよ」と言った。