先天性心疾患を持って生きる

先天性心疾患で生まれたベルーガの個人的人生記録

学校生活

小学2年生の時、教室が2階になったのだが、2階に上がる階段は、3段程度のぼると、息が上がって座り込んでしまうほどだった。

しかも、特別に、教室に近い職員階段を使わせて貰っていたのだが、その階段、通常、生徒は使ってはいけなかった。

なので、他の誰かがそばを通って、見られそうになった時は、子どもながら、疲れていても立ち上がって、見えないところまでよけたりしていた。

幸い、その階段を使っていることに対して文句を言うような人はいなかったが…。

 

学校で大変だったことでもう一つ覚えているのは、朝顔の鉢を持てなかったことだ。

うちの学校は、「花と緑に囲まれて~」などと言われるように、園芸活動が盛んだった。

そうでなくてもやるかもしれないが、1人1鉢、朝顔を育てたりしていた。

プラスチックの鉢だったので、それほど重くなかっただろう。

が、夏休みに、その鉢を持って帰ることになった時、軽いはずのその鉢でさえ、持って2~3歩行くと、へたり込んでしまっていた。

見かねた優しい友達が、代わりに運んでくれたのを覚えている。

ありがたい、感謝である。