テレビが見られる!
ICU には、3日間ほど入っていたが、ほとんど寝ていた。
そんな ICU の中での思い出が3つある。
1つ目は、テレビを1台与えられたことだ。
当時、病室には、今のように各ベッドに1台ずつある、どころか、2~3部屋に1台程度しか、テレビがなかった。
テレビのある部屋に当たった子どもはラッキーだと思っていたが、僕がテレビ部屋になることはなかった。
テレビで思い出すのは入院間もなくのある夜のこと。
子ども病院で、しかもプライバシーなどという言葉はまだなかった頃のことだ。
隣の部屋との間は、ガラス窓で仕切られ、お互いの部屋が見えたのだ。
なんと、その隣の部屋には、幸運なことにテレビが設置されていた。